甘味研究所ブログ
2020.05.05
夕食の直前に甘い物はダメ
ダイエットをしている人は、夕食の直前に甘い物を摂ってはいけません。
夕食の30分くらい前に甘い物を食べると、夕食で食べた物が脂肪として溜まりやすくなります。
ブドウ糖が多い食品を食べると血糖値が大きく上がり、それに応じて膵臓からインスリンが分泌されます。
インスリンが分泌される量は自律神経に影響を受け、副交感神経がよく働いているときは多くなります。
夕方は副交感神経がよく働いているので、夕食を摂って体の中にブドウ糖が入って来た時はインスリンの分泌量が増えます。
インスリンは、昼間だとブドウ糖を筋肉細胞に多く取り込ませ、エネルギーにすることが主な働きです。
そして、夕方以降になると、肝臓でブドウ糖を脂肪に合成させ、脂肪が脂肪細胞に溜まるのを促します。
甘い物を食べたことでインスリンが多く出されても、空腹時に軽く食べた物にはブドウ糖があまり含まれていないので、ブドウ糖を筋肉細胞に取り込ませた後でも、血液の中にはインスリンが多くなっています。
その状態で夕食を食べてブドウ糖と脂肪が多くなると、肝臓で脂肪が多く合成され、さらに脂肪細胞への脂肪の取り込みも多くなり、普通に夕食を食べただけの状態よりも、体脂肪が溜まりやすくなってしまうのです。